障がい者の健康増進とは

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障害はみんなの課題
病気やケガ、あるいは先天的な病気に対する医療技術は着実に進んでいますが、それでも体を元の状態に戻らないことがあります。
日本では「障がい者」とは「障がい者手帳の保有者」という意味で使われるのが一般的ですが、程度の差はあれ、全ての人にとって体の機能低下と、それに伴う生活の困難さは人生のどこかで直面する課題です。その意味で障害を理解し、それと向き合うことは全ての人に係わりのあることといえます。
障害を持ちながら年齢を重ねるということ
何かの病気やケガによる障害を持ちながら長い年月過ごしていくこともめずらしくありません。その経過の中で、もとの病気自体に変化はなくても、からだには様々な変化が生じます。その一部は障害を補うために体の他の部分に負担がかかったことによる二次的な変化であり、その一方で加齢現象としての衰えもあります。特に後者は意識されにくいことが多いのですが、20歳代から障害を持つ人も4-50歳になると高血圧・糖尿病といった生活習慣病や、筋力低下、肥満といった体の変化を経験することになります。
なぜ、「障がい者の」健康増進を取り上げるのか
加齢にともなう体の変化は、障害を持つ場合もそうでない場合との間で共通点が多いのですが、それに対する方法が異なることがあります。たとえば歩行が困難、あるいはできない人にとって、肥満解消のためにたくさん歩くという指導は実現性のないものです。手足の一部が欠損している人にとって、標準体重がどのくらいなのか、一般の方法では計算できないことがあります。したがって、障害の内容や程度に応じて、健康維持・増進に用いる知識や方法は一般のものに改良を加える必要があり、それがこのホームページで取り組んでいるものです。

*このホームページは日本医療研究開発機構(AMED)障害対策総合研究開発事業/「慢性期肢体不自由者の状態評価システム構築と運動介入マッチングに関する研究」 によって運用されています。